お子さまにとってベストなタイミングとは?
子どもの矯正治療を開始するベストなタイミングは、お子さまの成長度合いや生え替わりの段階、歯並びの状態などによっても異なります。
そのため、すべてのお子さまに共通するベストなタイミングというのはありません。
そのため、すべてのお子さまに共通するベストなタイミングというのはありません。
お子さまにとってベストな矯正治療開始時期を確実に知るためには、赤ちゃんのころから歯科で定期的な歯の検診を受けておくのがおすすめです。
3~4歳でこの兆候があるなら要注意
お子さんが3~4歳くらいになったら、次の項目をチェックしてみてください。
もし当てはまるものがあるならば、小児矯正した方が良い、もしくは将来的に歯並びが悪くなるリスクがあります。
もし当てはまるものがあるならば、小児矯正した方が良い、もしくは将来的に歯並びが悪くなるリスクがあります。
- 下の前歯が上の前歯よりも前に出ている
- まだ上下左右で歯が20本生え揃っていない
- 歯と歯の間に隙間がなく、きっちり詰まっている
- 指しゃぶり、爪を噛む、唇を噛む、舌を突き出す、というような日常的な癖がある
- おしゃぶりをしている
- 頬杖をつく
- 口をいつもポカンと開けている
- 鼻が詰まっている
- 普段から姿勢が悪い
- 食習慣で気になることがある
- 大きなむし歯がある、もしくは治療をしたことがある
- 集団検診で歯並びを指摘されたことがある
- 小帯(舌の裏側のスジ、上唇から歯茎につながるスジ)が太く短い
治療開始の目安
子どもの矯正治療は必ずしも必要になるわけではなく、歯並びのズレが軽度である場合や骨格の問題がない場合などでは、すべて永久歯に生え替わってから矯正治療を開始しても大丈夫なこともあります。
ですが、そのようなケースはそれほど多くなく、実際のところ、矯正治療が必要になる場合、小児矯正から行ったほうがいいケースの方が多いと言えます。
ですが、そのようなケースはそれほど多くなく、実際のところ、矯正治療が必要になる場合、小児矯正から行ったほうがいいケースの方が多いと言えます。
多くの場合は小学校に上がってから
ほとんどのケースでは、永久歯への生え替わりが始まった6歳前後、もしくはそれ以降に始める、という形となり、お子さまにあった開始時期を担当医がご提案いたします。
一般的に、前歯の位置関係が反対になっている、一部の歯のかみ合わせが反対になっている、というようなケースでは早めに始めることで、簡単な装置で簡単に治せる可能性が高くなります。
一般的に、前歯の位置関係が反対になっている、一部の歯のかみ合わせが反対になっている、というようなケースでは早めに始めることで、簡単な装置で簡単に治せる可能性が高くなります。
骨格の問題が大きい場合には3~4歳から始めることも
下あごが前方に出ているなど、明らかに片方のあごが大きく成長している傾向がある場合には、骨の成長を早めにコントロールする目的で、3~4歳から治療を開始することもあります。
このようなケースでは、治療開始時期が遅くなってしまうと治療が難しくなってしまうため、ご両親など、家族にそのような骨格の人がいる場合には遺伝の可能性を考えて、早めに歯科医師の診断を受けておくことが大事です。
このようなケースでは、治療開始時期が遅くなってしまうと治療が難しくなってしまうため、ご両親など、家族にそのような骨格の人がいる場合には遺伝の可能性を考えて、早めに歯科医師の診断を受けておくことが大事です。
赤ちゃんの頃から定期検診を受けましょう
お子さまが矯正治療を受けたほうがいいのかを早めに知るためは、もしくはベストな治療開始タイミングを知るためには、赤ちゃんの頃から歯の健康状態のチェック・健康維持のために歯科医院で定期検診を受けることをおすすめします。
小さなころからそのような習慣をつけておくことでむし歯のリスクを下げることもできますし、歯並びや骨格を悪くしてしまう癖や生活習慣がある場合は、できるだけ早い時期からその改善をしていくことができますので、歯並びを悪くしないように予防することも可能です。
小さなころからそのような習慣をつけておくことでむし歯のリスクを下げることもできますし、歯並びや骨格を悪くしてしまう癖や生活習慣がある場合は、できるだけ早い時期からその改善をしていくことができますので、歯並びを悪くしないように予防することも可能です。
また、異常が見つかったらベストなタイミングで矯正治療を開始することも可能になります。
健康な歯と歯並びを作っていくためにも、赤ちゃんの頃からうまく歯科医院を活用していきましょう。